vol.76 「0円からできるバリアフリー」その4〜食べやすくなる!ちょっとした工夫
盛り付け方で変わる!食べやすさ
食事は人生の楽しみ♪
でも、年齢を重ねると、食器選びや盛り付け方によって、ちょっとした不便を感じるようになったりします。そこにもありますよ!「0円バリアフリー」が。
食べ物を口に運ぶのに、お箸でつまんだり、フォークで刺したり、スプーンですくったりしますが、お料理の盛り付け方一つでぐっと食べやすくすることができるんです。
それは、「小分けにして盛り付ける」こと。
一つのお皿に色々盛り付ける…いわばワンプレート盛りは、カフェごはんのようにおしゃれで、しかも洗い物が少なくて済むので、家でもお店でもなさる人が多いですが、
平らなだけに、食べ物を食器の縁にひっかけてつかむことができません。
手先が鈍くなって細かい動きが難しくなってきたお年寄りには、小鉢などに小分けにすることで、食べたいおかずを一つ筒手前に引き寄せるのも簡単ですし、中のものを縁に寄せてつかみやすい。
しかも、一人分のおかずをお盆にのせておけば、お盆ごと食べやすい位置に引き寄せることもできます。
透明シートで魔法のエプロン(おおげさ…笑)
また、私の、齢70を越えた母も最近食べ物をポロリ!と胸元に落とし、「もう、嫌になっちゃう〜」と、こぼす回数が増えて来ました。そんな時、エプロンをすると良いのですが、
家ではよくとも、外では格好が悪いと気兼ねしてしまいますよね。
しかも外食にはたいていおしゃれしてでかけますから、
お気に入りのネクタイやスーツ、お洋服を汚してしまうことを考えると、それだけで外食から遠のいてしまう…と、とても残念なことになります。
そんな時に便利なのが透明ビニールシートで作るエプロン。
ビニールシート、クリップ、紐…いまではすべて100均で手に入り自作できます。
透明なら、ほとんどつけていることが分からないず目立ちませんし、こぼしても安心!
この透明エプロンは、お年寄りに限らず、振り袖を着てパーティーに出席する女性にもおすすめ!
とあるパーティーを主催する人にこの話をしたら、振り袖を着てくる人の人数分作って用意しおき、当日配ってとても喜ばれたそうです。
とにかく食事は、楽しく、ストレスなく楽しみたいもの。
ぜひ、ご家庭でも、外食する時でも参考にしてみて下さい!
2019.10.23