vol.101 “物語の先”に突入して分かったこと
次々に起こるカラダの変化
40歳を越えた頃、
ある日、プチトマトを、口に入れた瞬間ビリッ!と痛みが走り、飲み込んだら、そのトマトが通った喉〜食道がヒリヒリと痛んで驚きました。
それが食物アレルギーの始まりで、以降次々に食べられない、食べると不調をきたすものが増えていきました。
* * *
一緒に番組を作っていた一つ年上のリポーターさんが「あ〜、もう、私、老眼!台本の文字が読めない。文字小さい」と言いだし、最初は冗談かと思っていましたが…
ふと気づくと自分も新聞が読みにくく…!?
最初は眼鏡やコンタクトレンズの度が合わなくなった位に思ってましたが、どうにも見えにくい…「あっ!これが老眼か!?」と思ったのが46〜47歳頃。
さらに、それまで手の皮膚が強いのが自慢だったのに、4年程前の冬から突然アカギレしだし、ひどい手荒れに悩むように………。
顔の皮膚だって、「このローションがあれば、赤ちゃんのようなもっちもちの肌に!」…なんてなる訳ないじゃん!(笑)
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もちろん、自分もいつか老いることは分かっていたつもりでした。
しかし、私世代は、実に都合良く、アラサーだの、アラフォーなど、美容やおしゃれに関してもまだまだ前向きな情報に溢れ、油断していました(笑)。
物語の先から発信!
☆…おじいさんとおばあさんは末永く幸せに暮らしましたとさ
☆…浦島太郎は、玉手箱の煙であっという間に白髪のおじいさんになってしまいましたとさ
物語では描かれない「老いたその後」の世界に突入したことを、50歳を越え実感しています。
本来、若い現役世代が多く高齢になるにつれ数が減少する「しずく」型であるはずの人口ピラミッドが、少子高齢化によって、「どんぐり」のような頭でっかちな形になりつつある現在。
あ、体が思うように動かない…とはこういうことなんだ。
いつ白髪染めをやめてグレイヘアにしようか(笑)。
昔に比べ、老いに関する情報が活発なのは、メディアで働いてきた主力世代が老いてきたことの現れでもあるのかも。(老いを体感するテレビマン増殖中!)
そんな実感覚を伴ったバリアフリー情報を今まで以上に“こちら側から”発信し、
理解しづらいだろう若い世代を巻き込んでゆく、そんな役割の変化も感じながら、
取り組んで行きたいと思う今日この頃です。
2019.11.29
参考サイト