vol.109 転ばぬ先の杖動画〜店舗・施設側にもメリットたくさん!
今日は、クリスマスイブですね。
札幌は、今年驚くほど雪が少なく、地面が見えているところもあるマーブル・クリスマスとなりました(笑)。
さて、昨日からご紹介しているNacamise(ナカミセ)動画、
今日は、店舗・施設側のメリットについてお話させて頂きます。
カミングアウトして衝突を回避!
Nacamiseは、今あるがままの状態をそのまま映像にします。
そして、入り口に段差があるなら「段差あり。約15㎝」、
スロープがあるなら、「スロープの角度14度」など、文字で表記します。
要するに、店舗・施設側は「ウチはこういう状態でございます!」と、
バリア情報を“カミングアウト”することになります。
カミングアウトしての一番のメリットは、
今ある段差や通路幅の狭さなどに支障を感じる客との“突然の衝突”を防ぐことができるのです。
一番困るのは、知らずに訪れた客が出会い頭にバリアに突き当たること。
客も困りますが、困っている客に対し、そこがバリアだと気づいていなかった店・施設側が対応できない…ことがトラブルの元となります。
ですから、急にはどうしようもない物理的バリアがある店の場合は、カミングアウトすることで、客に注意を促すことができると同時にクレームも回避できます。
また、動画製作過程で、そこがバリアである、バリアになる、バリアと感じる人がいる…ということを前もって自覚できれば、心構えしたり、どう対応したら良いか、対策しておくこともできます。
そして、さらにもう一つ大きな別な利点もあります。
それは、問い合わせ対応が不要・簡便になるということです。
質問と答えがかみ合わない…バリアに関する問い合わせの難しさ
問い合わせる…というプロセスは、こと、視点が違う人同士でやりとりする場合、とても難度が高くなります。
身体に不自由がある人は、身体の条件に即した質問するのが苦手だったり、
逆に答える側も、何をきかれているのか分からなかったり、どう答えれば良いのか判断に迷ったり。
移動には車いすを使うが、手がかりがあれば歩ける人にとって、トイレのすぐ近くまで車いすで近寄れるかどうかが分かればOKな場合でも、
「車いすなんですが、トイレ使えますか?」と聞いてしまうと、「バリアフリートイレはありません」となってしまいますし、
「トイレに段差はありませんか?」「え?トイレの中ですか?いや、それは無いと思います」と答え、いざ行ってみると、健常者が段差と感じない段差があったり。
Nacamiseでは、動画でありのままをそのままを見せますので、そうした事前の問い合わせにおける齟齬も回避することができます。
いかがでしょうか。
高齢社会、多様性社会に向け、バリアフリーの必要性は感じつつも、段差を無くすことなど物理的にも資金的にもできない店舗や施設にとって、
Nacamiseは、今あるがままからバリアフリー対応できる最善・最短の方法といっても過言ではありません。
さぁ、あなたのお店・施設でNacamiseしませんか?
2019.12.24