vol.110 転ばぬ先の動画〜トイレは重要な集客ファクター
こだわりのインテリアや内装を臨場感たっぷりに楽しめる
Nacamise(ナカミセ)は、
店内・施設内を散策気分で“下見”ができる「転ばぬ先の動画」。
外観→入り口→通路………と、実際にそこを訪れた目線で中を進んで行きます。
店内は、オーナーさんが客を迎えるためにこだわってしつらえた内装やインテリア、家具、調度品など見所もいっぱいです。
たまに訪れた人が投稿した写真などで雰囲気を伺い知ることもできますが、ほとんどがメニューやお料理押しのものなため(ま、当然ですが)、端にちらっと映っているテーブルや壁紙などから全体を想像したり。
時に、「もっと見せて〜!」「そこどうなっているの?」と、思うこともしばしば。
Nacamiseは、そうした店主こだわりがつまった店内の雰囲気も臨場感たっぷりに楽しむことができます。
中でも一番のこだわりが…「トイレ」!なぜ?だと思いますか?
トイレを制するものはショッピングセンターを制す
これは、20年ほど前…取材に訪れた大型ショッピングモールのやり手マネージャーさんに聞いた言葉です。
昨今のショッピングモールは、多目的トイレが男女それぞれにあるのはもちろん、女性用には、手を洗う場所にプラスしてお化粧直しができるコーナーもあったり。
今では、けっこうみかけるスタイルですが、当時ではまだ「ここまでする!?」という、非常に贅沢な作りのトイレでした。
しかし、この一見突拍子もない言葉は、意外に本当で、
それは、取材で訪れるお店などでも、繁盛しているお店って意外にトイレが充実していたのです。
JR札幌駅に当時新しく建った大丸札幌店もその一つで、各フロアのトイレは広くゆったりしていて、女性ファッションの階のトイレには、ラグジュアリーなイスまで置いてあり、化粧直しスペースの範囲を超え、腰をおちつけて、そこでおしゃべりを愉しむマダム達もいたり!?
要するに、「トイレ」は、単に“出す”ための場所ではなく、客にとって、
意識していなくとも、意外に重要なファクター。
それは、身体に不自由がある人にとってはさらに切実なものです。
私の友人で電動車いすで法律の仕事をしているKさんは、ヘルパーさんの手を借りて、いわゆるBOX式のせま〜いトイレを使って用を足します。
入り口に3㎝ほどの段差はあって車いすで便座の近くまで行けないわ、扉は狭いわ…
とてもとても車いすユーザーに使えるとは思えないそんなトイレであっても、
使えるんだ!!!!
その時の驚きがNacamise内での撮影事項にトイレを入れるきっかけになっています。
どういう状況になっているのかさえ、映像で見せられれば、客側が判断できる。
トイレは、集客の上でも、そしてホスピタリティ・バリアフリー面でも、ひじょーに、重要かつ欠くべからざる要素、いえ、資源といっても良い訳です。
だからNacamiseでは「トイレ」を必ず撮すのです。
2019.12.25