協創udコラム vol.112 「大逆転は起こりうる」〜協創UD的 未来の日本社会ver.

2020年。皆様、明けまして、おめでとうございます。

今年もどうぞ、協創UDコラムにお付き合い・ご注目のほどをよろしくおねがい致します!

さて、新年初っぱなに何を書こうか…と、思っていましたら、とてもナイスな企業CMがネットで話題になっていました。

皆様もきっとご覧になったのではないでしょうか。

そう、西武・そごうグループの…身長168㎝ 体重98㎏の小柄な力士 炎鵬関をモデルにした年始広告です。

西武・そごうの年始広告

西武・そごうの年始広告。クリックすると動画で見られます!

西武・そごう『わたしは、私。』https://www.sogo-seibu.jp/watashiwa-watashi/

ぱっと見、お、長文?と、思いながら読み出すと、一文一文一息で読める言葉が連なり、

小兵力士が絶望へと追いやられる心情が綴られていきます。大逆転は起こりうる〜ページ1

しかし、底についたところから一転……

大逆転は起こりうる ページ2

白からグレーへ、そして暗い縁へと落ちていった思考が一転し、

逆に暗い場所から徐々に高揚感をもって上がってゆく発想に見事に転換されていきます。

まさに痛快!

今年は、この逆転文が流行りそう!

と、いうことで早々とやっちゃいます!

「大逆転は起こりうる〜協創UD的 未来の日本社会ver.」。

 

大逆転は、起こりうる。

わたしは、その言葉を信じない。

どうせ社会はバリアフリーになんてならない。

それでも人々は無責任に言うだろう。

障害を持っても前向きに強く生きろ。

誰とも違う発想や工夫を駆使してできる方法を見つけて闘え。

障害は社会の中で不自由だが不幸ではない。

しかし、そんな考え方は馬鹿げている。

学びたい、働きたいと思っても、あきらめるのが賢明だ。

理解が広がらない社会に立ち向かっても無駄なだけだ。

わたしはただ、為す術もなく黙らせられる。

差別や偏見、制度のバリアの前に、もはや絶対絶命。

 

さ、ひっくり返そう。

 

日本のこれからーーーー

生まれる子供はどんどん少なくなり、身体に不自由がある人は高齢者を中心に増え、

都市や町を支える担い手の数も慢性的に不足する状態。

不自由があっても働ける、

活躍できる、

税金を納めることができる社会に、バリアフリーは不可欠です。

福祉は施しじゃない、合理性です。

やさしさや思いやりなどではなく、戦略です。

さ、発想をひっくり返しましょう!

2020.1.6

 

 

 

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です