vol.24 手話は“海語”!
海の中での会話は…
夏にふさわしい話題を一つ。
皆さんは手話は耳の不自由な人だけが使う言葉だと思っていませんか?
実は、手話は海語!
ダイビングを楽しむ人達が、海中で交わす会話に手話が使われているのをご存じでしょうか?
札幌在住のスキューバダイビングインストラクターで、ハンディキャップ・スキューバインストラクターでもある阪本まゆみさんに以前お話を伺いました。
阪本さん:水中では、当然、話すことはできません。そこで便利なのが、手話。耳の不自由な人達が使っている手話と同じです。
メッセージボードなども使いますが、手話は、「寒い」「痛い」など緊急の場合にぱっと見て意味が分かるし、何も持たずに会話できるので、必ず潜る前のブリーフィングで覚えてもらいます。
手話はサイン・ランゲージ
実際に潜って、どのように会話しているのか撮影させて頂きました。
「見て見て!いっぱい魚がいる」
「あの魚は何?」
「キツネメバルだよ〜」
と、とても楽しそうに手話で会話していました。
手話は、サイン・ランゲージ=「サインで交わす言語」なので、こうした口と音声を使って会話ができない場面でとても有効なんです。
手話は、海語。
手話の可能性は他にも有りそう!?と思うのは私だけでしょうか?
2019.8.12