vol.49 全盲の写心家 おーちゃんの大冒険
UDな社会作りに挑むおーちゃん
名寄市を拠点にアグレッシブに活動を展開している
全盲の写心家“おーちゃん”こと大平啓朗(おおひら ひろあき)さん。
おーちゃんは、山形大学理学部の大学院生だった24歳の時に事故で視力を失いました。
「見えなくなった直後、ボクはこう思った。困っているのは、障害を持ったボクじゃ無くて、ボクとどう接していいか分からない、見えている人達の方じゃないかって」
おーちゃんの凄いところは、とにかく自らどんどん行動すること。
見えている頃から旅とカメラが好きだった僕は、
(中略)むしろ勢いづいて旅をし始めたのです。
2009年には1年かけ、人とふれ合うことと写真撮影をテーマに、
民泊で47都道府県をまわる旅をしました。
北海道認定の福祉教育アドバイザーとして、
小中学校を初め、各地で講演会やワークショップイベントを企画、
人とふれ合うことに徹底的にこだわって活動をしています。
そんなおーちゃんは、“写心家”。
自前のカメラで何でも写してしまうカメラマンです。
見えないのに写真?と思うかも知れませんが、彼は文字通り心の目でシャッターを押し、出会った人や目の前に広がる風景を切り取ります。
手話、ヨサコイソーラン、音楽…周囲が当てはめたがる“視覚障害者”の概念を
あっさり突き破り、気づいたらみんなOちゃん旋風に巻き込まれている…パワーとエネルギーの人です。
世界1周の旅へGO!?
そんなおーちゃんが、またもや大冒険を企画しました。
それは、来年、ピースボートに乗船し、世界一周の旅にでかけること。
ピースボートを運行する会社と粘り強く交渉し、乗船権を得るに至りました。
おーちゃんは、言います。
ピースボートクルーズに単独で乗船するという経験から、障がい者や高齢者など、あらゆる人たちの旅の可能性を、ハード(施設のユニバーサルデザイン化)とソフト(マインドや既成概念)の両面から広げていきたいのです。
おーちゃん流のコミュニケーション力で、自分自身が未知の世界を体験するのみならず、周囲を巻き込んで、障害がある自分の存在を触媒に、ユニバーサルマインドや気づきを広めてしまおうという壮大な計画です。
2020年4月に出発する世界一周ピースボートクルーズに乗船し、22カ国25港を105日間でまわる…
【詳細: ピースボートサイト http://playearth.jp/cruise/】
となると、さぁ!そこで必要なのが、先立つものでございます。
今、おーちゃんはクラウドファウンディングに企画を立ち上げ、絶賛
「応援」を募集中です。
詳しい内容は、クラウドファウンディングページready forのサイトをご覧下さい。
まずは、おーちゃんのユニークかつアグレッシブな活動をまずは知って頂き、
よろしければ、応援のほどよろしくお願い致します!
2019.9.16
参考:
*LIFULL しなきゃなんて、ないSTORIES サイト https://media.lifull.com/stories/2018100504/
*クラウドファウンディングready for ページ↓
全盲の旅人がピースボートのユニバーサルデザイン化を提案します*https://readyfor.jp/projects/peaceboat-ohchan