vol.61 あっ!な発想〜横開きトイレ
横から出入りするトイレ
国際福祉機器展を見て歩いている中で、「あっ!」と思ったあるカタチ。
それがこちら…
トイレを横から出入りするという発想!
ついついトイレというものは、
便座の前方から出入りする形が当たり前と思い込んでました。
この発想…すごく良い!!
この写真は、建築資材を扱う大建工業(株)さんのカタログから頂きましたが、
会場では、他にもLIXIL(リクシル)さんやTOTOさんなどのトイレメーカーさんのブースでもこの形が展示されていました。
トイレの横にドアがあると…
横開きだと何が良いのかというと…
*トイレ空間の広さを変えずに車いすで出入りしやすくなる
*介助をするスペースがとれる
もし、家族が車いすになったり、トイレ介助が必要になった場合、何かしらの住宅改修をする場合もありますが、トイレ自体の面積は変えずに、介護しやすくできます。
そういえば、札幌にあるホームセンターホーマックでは、押し入れをトイレに改修する方法なども紹介していました。もちろん横から出入りする形で。
今、これらは、いわゆる個人宅での話ですが、これを普通のお店や公共的な施設の間取りにもうまく取り入れたら、
無理に2m×2mの、あの正方形の広〜いトイレを設置しようとしなくても、
“使えるトイレ”が増えることならないだろうか?広く取らなくても、バリアフリーな空間を作る解決の糸口にならないだろうか?
「そんなこととっくに知ってたよ」「そんなことも知らなかったの?」
と、言われるかも知れません。たしかに、介護施設などでは見たこともあったカタチでした。が、自宅や店舗にそうした発想をもってくることが、私の頭にはありませんでした。
だから、情報収集は辞められません(笑)
2019.10.2
〈参考〉
大建工業(株)https://www.daiken.jp
ホーマック 「はぁ〜とふるの森」http://www.homac-fukushi.jp