vol.10 お〜きなトイレでないと、車いすでは絶対使えない?→ことはありません。

幅85㎝あれば、トイレを使うことはできる

車いすトイレと聞くと、皆さんは、きっと正方形に近いあの、大きなトイレを想像するのではないでしょうか?

国の法令(バリアフリー新法)でも、“車いす使用者用便房= 縱2メートル×横2メートル程度”とその目標とする数値が示されています。

しかし!実は、ここまで大きいトイレではなくとも、トイレを使うこと自体はできます。

実は、間口が横幅85㎝あれば、車いすのまま、まっすぐ便座に向かって入り、便座に乗り移って使うことができる。

問題は出る向き!!

ぐるっと正面に回って前向きで出ようとすると、回転する分の広さが必要ということで、2m×2mという寸法になってくる訳です。

車いすの人でも、

→自力で便座に乗り移ることができれば、トイレを使うことができます。

→便座に乗り移るお手伝いをする人がいれば、トイレを使うことができます。

 

そして、もう一つはドア。

後ろ手に扉を閉めて鍵をかけたり、誰かに扉の開け閉めを手伝って貰えればOK。

電動車いすユーザーで、自力で便座に乗り移ることはできない友人が、ヘルパーさんの手を借りて、飲食店によくある狭いボックス式のトイレを使うのを見たこともあります。

どういう形状のトイレなのか事前に知ることができれば・・

要するに、大きいトイレじゃないと車いすの人は使えない!!

と思いこまないで頂きたいのです。

車いすの人が外出しようとするときは、それ相応の準備をしてでかけます。

事前にどのような形状のトイレなのかが分かれば、自力で対策してくることもできる。

友達と訪れるとか、ヘルパーさんの手配をしておくとか。

もちろん、一人で入って、一人で乗り移って、一人出てこられる=100%自立した形で使える大きなトイレがあるのは理想ですが、

無ければ、車いすの人は使えない!大きなトイレを作るお金はないから…入店自体を拒否!

と、必ずしも考えなくても大丈夫です。

バリアフリーは、いきなり100点!ホームラン!を目指すのではなく、まずは、シングルヒットを積み重ねてゆく…今ある現状の情報を公開することからも始められますよ!

2019.7.25

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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