vol.88 「0円からバリアフリー」その8〜目の不自由な人への料理の出し方

広いテーブルを仕切れる…ランチョンマットが便利!

不定期でお届けしている「0円からできるバリアフリー」の8回目。

今日は、先週の86回からのつづき…「目の不自由な方が食べやすい料理の出し方」について。

ポイントは2つ!

①お盆に載せたり、ランチョンマットを敷くこと

目の不自由な人は往々にして全体を見渡しにくい事が多いので、

一人分のおかずやお水、お箸などを一つのお盆に載せたり、ランチョンマットの中に納めて提供すると、

自分のと他人のとを区別つけやすく便利!

様々な食器が並べられた状態

テーブル全体に様々な食器がのっていると自分のものが区別しにくい

ランチョンマッドでしきった状態

ランチョンマットで一人分の範囲を決めると安心!

とかくテーブルの上は、様々な器がたくさんのっています。

どの水が自分のものか…など、仕切ると安心して食事を楽しむことができます♪仕切ると便利

 

②小分けにして盛り付ける

一つのお皿にご飯やおかず、サラダまでを盛り付ける、ワンプレートスタイルより、

おなじおかずを一つの器に盛り付けたものと小分けにしたもの2つの写真

おなじおかずも小分けにすると食べやすい!

小鉢に分けて盛り付けるのがおすすめ!

目の不自由な人にとって、それぞれがはっきり見えないので、種類別に別の器に盛り分ければ、

おかずを小鉢ごと手でとって、口の近くまで寄せて来られるので、食べやすいんです!

小分けにすると一つ一つ手にとりやすい!

小分けにすると一つ一つ手にとりやすい!

 

私も時々、全盲の友人と一緒に食事したりお酒を飲んだりしますが、これらの方法は、全盲の人はもちろん、

 

弱視と呼ばれる…「光だけは感じる」「視界の一部または部分に欠けがある」「極端に視野が狭い」などの方々にも良い方法です。

ランチョンマットも小分けも…あるものでできる簡単な方法です。

白内障や緑内障などの人にも効果抜群!

ぜひ、ご家庭でも試して見て下さいね。

 

番外編として…外食先でトイレへ行く場合、

「トイレットペーパーの位置は便座に座って右側」

「流すボタンは左側です」など、

事前に伝えて差し上げるのも素敵なバリアフリーフォローですよ!

2019.11.11

 

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