戦力を掘り起こす!その2〜車いすdeカメラマン vol.118
Nacamise(ナカミセ)事業では、長期療養型の病院で入院生活を送っている若者達に、動画編集の担い手として戦力となってもらう他、
ある程度バリアフリーであることが分かっている現場なら、
車いすなど障害がある方にカメラマンになって撮影して貰うのもあり!と、思い、
先月行った撮影に、車いすユーザーの佐藤君に同行してもらいました。
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佐藤君は、電動車いすを操るダルビッシュ似のイケメン男子♫。
スタビライザー(水平制御)機能付きカメラOsmo Pocketを、車いすを操作するジョイスティックを持つもう一方の手で持ってもらい、
「ビルの入り口→エレベーター」「(5階にあがり)エレベーター→美容室」「美容室の入り口から中」までカメラを回してもらいました。
勘の良い佐藤君は、カメラのモニターを見ながら、入り口の幅がしっかり映るアングルを捉えつつ、80㎝幅のエレベーターにバックでするりとイン!
とてもスムーズに臨場感ある映像を撮ってくれました。
美容室の入り口はそのままでは2.5㎝の段差があるのですが、なんとかフラットに近くしたいと美容室の店主関川さんがホームセンターで買ったブロック状のマットをしいていて、そのマットの高さがジャスト2㎝でした。
佐藤君の電動車いすは、2㎝のマットは上がることができましたが、2.5㎝の上がりがまちはつっかかってしまいました。たった0.5㎝が大きな壁になることを肌で感じることができたのは収穫でした。
佐藤君はまた、「こういう場合はもう、誰かに助けて貰わないとダメなんですよ〜。
でも、こう手助けしてくれたらイケます!」
車いすユーザーにこうした撮影に同行してもらうことは、
「ここはいけない」「あそこは通れない」と、ダメだしに終わらず、
「どうしたら行けるのか、通れるのか」をアドバイスしてもらう
貴重な機会になることも実感しました。
Nacamiseには、そうした声を反映させて行ければ良いな…と、夢は膨らみます。
佐藤君が撮影に協力してくれたNacamise「美容室さんもーる」ページはこちらです! ↓↓↓↓
2020.1.27