プラットホームと車両の間の「隙間と段差」情報公開〜東京メトロ&都営地下鉄 no.137

川内美彦さんのフェイスブックでの投稿で知りました。

東京メトロと都営地下鉄で、3月30日より

「プラットホームと車両の間の“隙間と段差”情報」の公開を始めたそうです。

車いすやベビーカーで電車を利用する人にとって、この隙間と段差はやっかいな代物。
これまでも…

車いす等をご利用のお客様が乗降しやすいよう、各列車の車いすスペース・フリースペースのある車両扉の乗降口において、プラットホームの嵩上げ、車両床面の低床化及プラットホーム先端部へのくし状ゴムを整備することにより、可能な限りプラットホームと車両床面の段差・隙間の縮小を進めております。(東京メトロ のHPより)

ということで、まずは、段差と隙間の縮小をはかりつつ、乗降しやすい扉は何号車の何番目の乗り口で、エレベーターに近いのはどこかが分かるようになっています。(下の図をクリックすると、東京メトロ全線の情報が見られます。)

東京メトロ 公表資料

東京メトロ 全線の「ホームと車両の段差と隙間」情報 クリックするとジャンプします

https://www.tokyometro.jp/safety/barrierfree/barrierfree7/pdf/barrierfree7.pdf

*都営線の情報(↓このページの各「三田線」「新宿線」「大江戸線」の下にリンクあり)

https://www.kotsu.metro.tokyo.jp/subway/kanren/barrierfree.html#a

都営大江戸線の情報公開ページ

都営大江戸線の情報公開ページ クリックでジャンプ

とりもなおさず、こうした情報を公開することは、

バリアフリーな部分についてのみの紹介ではなく、バリアフリーになっていない部分の情報を同時に公開することで、

利用する側でどのように対処するかの選択肢を広げるものであると思います。

川内先生によると、こうした動きは、やはりオリンピック・パラリンピックによる影響が大であるとのこと。
こうした情報公開が広がってゆくことは、まさに歓迎すべきこと。

あるべき状況をあるがままに見せるのは、そこにバリアがあることを公表する側が認識するという点においても「バリアフリーへの一歩」になると思うのです。

2020.4.6

 

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